【ギター解説】ジャズマスターの魅力とは!音の特徴から使用ギタリストまで!

この記事で分かること
  • ジャズマスターの概要
  • ジャズマスターはどんな音がするのか
  • ジャズマスターを使用するギタリスト

こんにちは、もつを(https://twitter.com/motsuwo3)です。

ジャズマスターってどんなギターなんだろ?

ギター選びの参考にしたい!

こんな人向けの記事になっています。

今回はジャズマスターについて

どんなパーツからできているか?

サウンドの特徴

使用するミュージシャン

を交えて解説していきたいと思います!

ジャズマスターをより理解するきっかけになると嬉しいです!

このブログは見出し太文字アンダーラインだけを読んでも、大まかな内容が分かるようになっています。

時間がない方や、全部読むのしんどいなって方はそこだけ読んでください!

ジャズマスターとは?

ジャズマスターの歴史

ジャズマスターは1958年にFender社が発売したエレキギターです。

ジャズマスターが発売される以前、ジャズに使われるギターは、Gibson社のフルアコ、セミアコの独占状態でした。

そこでFender社もジャズに合うような甘いトーンを持つギターだそうと、しかもGibsonと差別化を図ってソリッドギターで作ろうということでできたのが「ジャズマスター」でした。

ただ発売当初こそジャズに使用されることがありましたが、その後はあまり浸透せず、結局未だにセミアコ、フルアコが強いままですね。

そして「ジャズギターのスタンダードにしたい!」という目的とは裏腹に、リアピックアップの荒々しい無骨なサウンドを評価され、多くのサーフ系のミュージシャンに愛されるようになりました。

その後はオルタナ系のロックバンドで多く使用されたり、現在でも様々なロックバンドで使われる人気機種としてその位置を確立させました。

そのガツンとくる無骨なサウンドはロックにぴったりだったんですね!

元々ジャズギターとして作られたジャズマスターだが、次第にサーフミュージックやオルタナティブロックに使われるようになった!

ジャズマスターの解剖書

今回紹介するのはあくまでジャズマスターの「基本形」です。

機種によって仕様が異なるためその都度確認することをおすすめします!

ボディ

左右非対称な大きなボディは「オフセットウェスト」と呼ばれ、低音をしっかりと受け止めるシェイプになっています。ジャズギターを想定して作られただけあって、甘くて太いサウンドになるよう設計されていますね

ピックアップ

ジャズマスターピックアップ」と呼ばれる、出力の高いシングルコイルピックアップが積まれています。リアとフロントで離れて設置されているのが特徴です。リアは荒々しいサウンド、フロントは甘くて太いサウンドを鳴らします。また「P-90」と形が似ているので混同しがちですが、「P-90」はGinsonのピックアップです。

ネック

ネックは「ロングスケール」が採用されています。ここがジャガーとの大きな違いですね。またジャズマスターはローズウッド指板が採用された初めてのギターでもあります。今ではストラトなどでも多く見られるローズ指板ですが、ジャズマスター誕生までなかったとは驚きです。

ブリッジ

ジャズマスターは「フローティング・トレモロ」が導入されています。これはアームを動かすとテイルピース(弦の末端を固定している部分)とブリッジを同時に動かすことができる仕組みになっていて、音を滑らかに揺らすことができます。チューニングが狂いやすいのが玉にキズです。

ジャズマスターの音の特徴

荒々しい無骨なサウンド

ジャズマスターのリアピックアップは「荒々しい無骨なサウンド」が特徴的です。

決してバランスの良い音ではなく、幅広いジャンルへの適応性で言うならストラトキャスターなどには完敗でしょう。

ただ「ロック」に対してのアプローチはジャズマスターでしかできないことがあります。その太くてある意味「バランスの悪い音」はアンサンブルの中にロックなパンチを与えます。

特に新たなロックの形を模索するオルタナティブロックバンドには絶大な人気があります。

ガツンとくる中低音域

ジャズマスターは元々ジャズギターとして開発されたため、中低音域が強調された太いサウンドを持っています。

要因としては

  • ボディが大きい
  • 出力の高いシングルコイルピックアップ「ジャズマスターピックアップ」が載っている。

この2つが大きいかなと思います。

大きなボディは中低音をしっかりと受け止め、ふくよかな甘いサウンドを実現させます。

またジャズマスターピックアップは普通のシングルコイルとは違った構造をしていて、その音も独特です。ハムバッカーに負けない音の太さを持ちながら、シングルコイルの歯切れの良さも併せ持つという変わったピックアップですね。

このガツンくる中低音のカタマリのような音は特にバッキングギターで威力を発揮します。

クリーンからクランチ辺りで叩くように弾くととても気持ちが良いです!

ミックスポジションのドンシャリサウンド

3つ目に紹介したいのがミックスポジションのドンシャリサウンドです。

ドンシャリとはトレブルとベースが際立っていて、逆にミドルが抜けている音です。つまり「ドン」は低音、「シャリ」は高音を意味しています。

なぜこのドンシャリサウンドが生まれるかというと、その理由は「ピックアップの距離」にあります。

基本的に

リア側→高音が強調された輪郭のはっきりしたサウンド

フロント側→低音が豊かなメロウなサウンド

こんな特性があります。弦の振動を受け取る場所で音が違うんですね。

そしてこのピックアップの距離が長ければ長いほど、音のキャラクターは上記のように乖離していきます。

ジャズマスターはこの2つのピックアップが離れているため、リアはハイが際立ったサウンド、フロントは低音が豊かな太いサウンドと特徴が大きく違います。

そしてミックスポジションというのはこの2つの音を混ぜた音。

こうしてリアピックアップの高音域、フロントピックアップの低音域が混ざった「ドンシャリサウンド」が生まれるわけです。

カッティングなど小気味の良いフレーズと相性抜群です!

ジャズマスターを使用するミュージシャン

ジョー・パス

一人目は1960~70年代に活躍したジャズギタリスト「ジョー・パス」です。

ジャズギターを語るうえで避けられない重要人物です。箱モノを使用しているイメージの強いジョー・パスですが、上の動画のようにジャズマスター、そしてジャガーも演奏していたようですね。

彼の残した遺産は、ずばり「ソロギター」です。

伴奏からメロディ、コードまで一本のギターでやってしまうという恐ろしい技術の持ち主で、彼は自分のことを「アーティスト」ではなく、「芸人」と称していたようです。

J・マスシス

Dinosaur Jr. – Full Performance with interview by Henry Rollins (Live on KEXP)

J・マスシスはアメリカのオルタナロックバンド「ダイナソーJr.」のギターボーカルです。

「ローリング・ストーンの選ぶ歴史上最も偉大な100人のギタリスト」では86位にランクインするなど、とても影響力の高いギタリストです。

彼のトレードマークは「ジャズマスター」と「BIG MUFF」(ファズエフェクター)と言われるほど、ジャズマスターを愛用しているようです。

無骨でノイジーなギターサウンドに気だるそうなボーカルは、まさにどこにも属さない音楽という感じで癖になります。

田渕ひさ子

Number Girl – TATTOOあり (田渕ひさ子覚醒Ver.)

3人目はオルタナティブロックバンド「NUMBER GIRL」のギタリストの田渕ひさ子さんです。

NUMBER GIRLは日本のオルタナティブロックの火付け役と言ってもいいぐらい熱狂的な人気のあるロックバンドです。

ボーカル向井秀徳の泥臭いほどの熱量を持った世界観に、田渕ひさ子の「轟音」と呼ばれるほどの切り裂くような特徴的なギター、ゴリゴリなベースなど、まさにオルタナといった感じで、攻めた音楽を生み出し続けています。

彼女はそのエモーショナルなサウンド、プレーに定評があり、ライブのギターソロではその時の感情のままアドリブを交えプレイしています。

近年稀に見る「ギターヒロイン」ですね。

小川幸慈(クリープハイプ)

クリープハイプ -「栞」(MUSIC VIDEO)

クリープハイプのギタリスト小川幸慈さんです。

彼のギターは太くて甘いファズサウンドが特徴的ですね。なかなか攻めた音作りをしているなあと思います。

クリープハイプの尖った世界観にとてもマッチしますね

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