【ギター音作り】抜けない?良い音が出ない?音作りがうまくいかない原因とは?

「音作りって難しすぎない?」
「皆良い音が鳴ってるのになんで俺だけこんなこもってんの?」
「一人で作るといい音なんだけど、バンドで合わせると全然音が抜けない!!」

ギターをやっている人間なら必ずこんなことを思ったことがあると思います。
音作りってとても難しいですよね。特に初心者の方は何が良い音なのかすらわからなく、右にひねったらいいのか、左にひねったらいいのか、いったいここはどこなのか、それすらわからなくなるなんてこともしばしば...

しかもバンドでやっている場合、自分の音がバランスを悪くしてしまえば、全体に迷惑をかけることにもなってしまいます。

今回は音作りがなぜ上手くいかないのか、上手い人との違いは何なのか、良い音を作るコツなどをまとめていこうと思います。

普段している音作りに納得がいっていない方!機材の追加購入をする前に確認してみてください!(笑)
音作りがうまくなる何らかのヒントになると幸いです!

「音作りが下手だなあ」と思う人の特徴

さて、まずは「音作りの上手と下手」とは何だろう?という話です。

こんな記事を書いておいて冒頭でこんなことを言うのもなんですが、そこに正解なんてありません
「これが正しい音作りです!」なんてとてもとても言えません(笑)

ただ、「個人の感覚だ!」「自分が納得していればそれでいいんだ!!」というのはあまりに無責任ですし、そこからは何も生まれません。解決にもなりません。ここで話す内容はもちろん絶対的なことではありませんが、1ギタリストが確かに感じてきたこととして、参考にしていただけると嬉しいです。

①EQ(イコライザー)のバランスが悪い

EQ(イコライザー)とはいわゆるトレブル、ミドル、ベース、の設定ですね。

EQ設定のバランスが悪い人、よく見かけます。

一番多いのは「ハイが出すぎて音がキンキンな人」でしょうか。

バンド内での自分のギターの音が抜けなくてどうしようもなく、わかりやすく音の輪郭をくっきりとさせることができるトレブルを上げすぎた結果、耳が痛いほどのキンキンサウンドが生まれてしまうのです。
その高音が特徴的な音を効果的に使うのはもちろんオッケーですが、耳障りな音だなあと思われてしまうことも多いので注意が必要です。

またギターという楽器は、バンドのアンサンブルの中で多くの音域を担っている楽器になります。つまり「空いている音域を埋める役割」があるのです。ギターがバランスの悪い音だと、全体のバランスも大きく揺らぎます。全体の音を聞いてEQを決定することは大事なことです。

②音がバンドの中で抜けない、または浮いてしまう

「音が抜けない」

よく見るワードです(笑)

多くのギタリストを悩ませている大きな問題ですね。
バンドで合わせたときに自分のギターの音が聞こえないってとてもストレスですよね。
「俺何やってんだろ」ってなります。自分の存在意義がないんじゃないかってなります(言い過ぎ)。

そして、そのストレスが絶頂に達し、ボリュームをぐいーんと一気に上げます

すると、逆に主張が強すぎるうるさいギターになります(笑)

「そんなン当たり前じゃん(笑)」って思う人も多くいると思いますが、実際これをやってしまっている人って多い。「ボリュームぐいーん」じゃないにせよ、自己顕示欲の塊のようなギターになってしまっている人は多いです。

③自分の音へのこだわりが強すぎる

これが一番根深い問題かもしれません(笑)

ギタリストはそもそも自己顕示欲が強い人が多く(偏見です(笑))、一度自分が「良い音だ!」と思うと中々それを曲げることができません。
まあ当たり前の話で、自分の音が否定されたムカつきますよね(笑)

自分の音にこだわりを持つ、それはとても大事なことです
むしろそれが「自分の音」になっていくことになり、その個性こそがギターの醍醐味かもしれません。

ですがそれも度が過ぎてしまい、独りよがりで自分勝手なギターになってしまってはいけません

一人で音楽をやっているならそれでも構わないかもしれませんが、バンドでやっているのであれば、バランスを考えることも大事なことです。

なぜ音作りがうまくできないのか?

では次は「なぜ音作りが上手くいかないのか」その原因を挙げていきたいと思います。

①そもそも「良い音」が何なのか理解できていない

これは意外と多い気がします。
そもそも「良い音」とはどんな音なのか理解できていなければ、作ることもできませんよね。
まずは理解することがとても大切です。

といっても明確に「良い音」の定義があるわけではありません。
それこそ、その感覚は人によって差があって当たり前ですよね。

大事なのは「自分の中で」良い音を確立することです。
自分の中でしっかり物差しを持っていることが大切。

それには色んな音楽に触れることが近道です。
自分の感覚はもちろん大事ですが、プロがどんな音を鳴らしているのかはとても参考になります。
プロが鳴らしている音をたくさん聴き、「この音気持ちいいな」という感覚を養ってください

音作りはまねることから始まります

②立ってセッティングしている

単に実際に出ている音が聞けていないパターンです。

音には(特に高音)指向性があり、アンプから出る音を立って聴いていると高音成分は聴こえづらいです。
そして高音成分が自分の位置から聴こえないからと言って、トレブルをキンキンになるまで上げてしまうのです。

正確にアンプから出ている音を把握するためには、耳の位置を下げることが重要です。
座ったり、一番おすすめは5メートルくらい離れたところで自分の音を聴くとより客観的に自分の音を聴くことができます。

③周りの音が聞けていない

バンドは色んな楽器を使って余白を塗りつぶしていくような作業だと僕は思っています。

もちろんすべてがその限りではありませんが、基本的に余白があったり音がかぶっていたりするとバランスが悪く聞こえます。

そこで大事なのが「音域」の住み分けです。
音域が他の楽器と被っているとどちらかの音がまるで聞こえなくなる、もしくは音がごちゃごちゃしているような印象になります。特にボーカルと被ってしまうと、大事な歌が全然聞こえなくなってしまうなんてこともよくあります。

周りがどんな音を出しているのか、またボーカルの声の性質などを考慮に入れて、「また塗れていない部分」を埋めるよう心がけると、バンド全体のバランスが良くなり、自分のギターの音もはっきりと抜けるようになると思います。

④機材の特性を理解できていない

これは中々難しいですよね。

特に初心者の方は、「ギターの音なんて大体一緒じゃん」と感じている人も多いかと思います。

でも機材の特性を理解することはとても大事なことで、
大げさに言えば「リッケンバッカーにディストーション」をかけても良い音はできません(笑)。まあ実際にやったことがないので何とも言えないですが(笑)

その楽器はどういう音楽を奏でるために作られたのか正確に把握しましょう。

これは機材選びの時点での課題とも言えますね。

⑤エフェクターに頼りすぎている

これはよく陥りがちなんじゃないでしょうか。

よくめちゃくちゃ大きいボードを抱えてやってくるバンドマンを見ませんか?
その人たちを否定はしませんが、「エフェクターそんなにいる?」って思います。

まあ機材って半分コレクションみたいなものなので、多く集めたくなる気持ちもわかります。
が、そのエフェクター達を重ねて重ねて音を作っているのであれば、一度見直す必要があると僕は思います。

音作りが上手くいかないとすぐ機材を買ってしまう人を僕は何人も見てきましたが、実際に音が良くなったという人はあまりいませんでした。逆にエフェクターをかけすぎてなんのこっちゃ分からない音になってしまうことって多いです。

⑥ 技術不足

「ここにきて技術のことかい(笑)」って思う人もいるでしょう。

ですが「プレイと音作りは表裏一体」なのだと僕は声を大にして言いたい!
もっと言えば、プレイによって要求される音が変わってくるということです。

大事なのは自分のプレイが最も上手く聞こえるような音を探すこと。

ただ難しいのがその2つは相互関係だということです。「プレイによって良い音作り」があるように、「音によって好ましいプレイ」があるのです。
これは片方だけでなく、両方の視点からすり合わせていく必要があります。とにかくトライですね。

良い音を作るためのコツ

①「良い音」を理解しよう!

前項でも触れましたが、良い音を作る第一歩は良い音を理解することです。
理解できてなければ作ることももちろんできません。

ステップ1・・・色んな音楽をたくさん聴く
ステップ2・・・この音気持ちいなという感覚を養う
ステップ3・・・その音を模倣する

この3ステップですかね。

とにかくたくさんのプロの音源を聴いて、(LIVE映像なんかを見るのもいいですね)自分にとっての「良い音」を固めましょう。これができてくれば後は真似をするだけです。とにかく耳を鍛えましょう

②基本はギターとアンプで音作り

色んな音作りのアプローチがあると思いますが、ギターとアンプで音を作るのが基本だと思います。

・ギター、アンプの特性を生かすと良い音が鳴る。
・エフェクターを繋ぎまくると、どのつまみを弄ったらいいかわからなくなってしまう。

この2つが大きな理由です。

一つは、「ギター、アンプの特性を生かすと良い音が鳴る。」ということです。

例えば自分の作りたい音があっても今手元にある機材では完全に再現できないことはよくあります。
その時に、自分の理想の音を追い求めるがゆえ、ギター、アンプに無理をさせて音作りしてしまうことがあります。
・・・が、これはNGです。

この方法ではアンプの力を引き出せず、良い音になりません。

アンプ>ギター>エフェクター の優先順位で考えるといいと思います。

もう一つの理由は、エフェクターを繋ぎまくると、「どのつまみを弄ったらいいかわからなくなってしまう」ということです。

何も考えずに持っているエフェクターを繋ぎまくって音作りをしていると、もうどこのつまみをどっちに回したらいいかわからなくなります(笑)。

大事なのは機材の特性をよく理解し、その機材の「役割」をはっきりさせることです。

分かりやす方法として基本的にギター、アンプでセッティングをし、+αの味付けでエフェクターを使用することをおすすめします。

③ブリッジミュートでセッティングしよう!

これはすごくおすすめの方法です。
ブリッジミュートでズンズンさせながら音作りをするということですね。

理由としては、

・音が小さくなるので自分の音を客観的に聴きやすくなる
・実音と倍音のバランスを把握しやすい

この2つです。

バンドで合わせる場合、爆音で音作りをすることが多いと思います。
そして音が大きすぎると自分の音が良く分からなくなります(笑)。

ただブリッジミュートであれば、音が大きすぎることがないので比較的自分の音を客観的に聴くことができます。

また、「実音と倍音のバランス」を調整しやすいのもブリッジミュートでセッティングするメリットの一つです。

「ズンズン」というブリッジミュートの音が心地良いということは「倍音が気持ちよく出ている」ということです。ブリッジミュートで良い音を作るとバランスの良い音になっていることが多いです。

試してみてください。

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