今回は、、、

「Suhr」のギターって評判が良いって聞くけど、
実際どんなギターなの??
という方に向けて、、、
と、「Suhr」のギターの魅力を紐解いていきたいと思います!!
解説に当たって基本情報を並べておくのでチェックしてみてください!
「Suhr」を使用しているギタリスト

はじめに「Suhr」のギターを使用しているギタリストを紹介していきます!!どのようなプレイスタイルのギタリストが使用しているのか、チェックしてみてください!
ガスリーゴーヴァン
世界最高峰の技術を持つギタリスト。
指板を自由自在に駆け回る速弾きや、スライドギター、アーミングプレー、スラップなど多種多様な技術を駆使して、見るものを圧倒。その技術に心おられたギタリストは数えきれないほどでしょう(笑)
「Suhr」とは以前エンドース契約を結んでおり、シグネチャーモデルも発売。2012年に契約解除しています。
Mateus Asato
個人的に最近一押しのギタリスト。
「ネオソウルギター」という新たなジャンルを開拓したギタリストの一人です。ロックなフレージングを残したメロディアスで「エモい」プレイが癖になります。
「Suhr」とは現在も契約しており、シグネチャーモデルも発売しています!
Youtubeで活躍するギタリスト
【ChakiPさん】
YouTubeなどで活動されている「弾いてみた系」のギタリストも、Suhrのギターを愛用している方が多いです。「ChakiP」さんもその一人。スラップやおもちゃの銃を使ったプレイなど、奇抜なプレイングを多く見せてくれるギタリストです。
【Takeda Ko-ichiさん】
【Rickeyさん】
ギターのテクニックや音楽理論の解説などのセミナー系の動画から、アンプやエフェクターなどの機材のお話まで、幅広い情報を発信しているギタリストの方々です。ギターを弾いている方なら一度は目にしたことがあるかと思います!
「Suhr」のギターは幅広いギタリストから支持されていますね!
テクニカルなギタリストが好む
まとめとしてはSuhrのギターは「テクニカルなギタリスト」が好む傾向があります。
が細かなテクニックを支えているんですね!
「Suhr」のサウンドの特徴

次は「サウンドの特徴」についてお話していきます!
「クラシック」を元に「モダン」なサウンドにブラッシュアップ

前項でお話した通り「Suhr」のギターはテクニカルなギタリストに多く使用され、そのサウンドも「モダン」と言えるでしょう。しかし、メタルなどに使われる「モダンギター」と違うところは、その根底に「クラシック」なギターのエッセンスを残しているところにあります。
モダンで使いやすいサウンドながらも、ヴィンテージなトーンも感じるんです。
「Suhr」の創設者であるジョン・サー氏は、フェンダー・カスタム・ショップのシニア・マスタービルダーを務めていた経歴があり、フェンダーのクラシックなギターサウンドを深く理解していることが大きく影響しているのだと思います。
を両立する、「クラシック」なギターサウンドをより多様な音楽に対応できるようにブラッシュアップされた「ネオクラシック」ともいえるギターなのです!
「繊細」にも「荒く」も使える万能ギターサウンド

2つ目の特徴といえるのが「繊細にも激しくも使える万能サウンド」ということです。
まずはこの映像を見てください!
前半はニュアンス重視の「繊細」なプレイ。そして2:42辺りからはロックな「激しい」プレイをしています。更によく見てみるとはじめはフロントポジションで、2:54辺りでリアハムに切り替えていますね。
この映像で分かるのが、一本のギターで「繊細なプレイ」も「激しいプレイ」も高いレベルで成立しているということ。
どんなプレイにも対応してしまう「万能性」が「Suhr」のギターが多くのプロギタリストに愛される理由かもしれません!
エフェクトの乗りが非常に良い

最後は「エフェクトの乗りが良い」ということ。
など、あらゆるエフェクトの乗りが非常に良いです。前項の「万能性」にもつながってくるお話ですね!
多彩なサウンドメイクが可能な「使い勝手の良い」ギターです!
「Suhr」のハイエンドなスペック

フレイムメイプルトップ&バスウッドボディ

「Suhr」では、各木材の特徴を正確にとらえ、サウンドに与える影響から、そのギターのコンセプトに合った木材をチョイスしています。
中でもジョン・サー氏がお気に入りの木材の組み合わせが、「フレイムメイプルトップ+バスウッドボディ」です!


と、特徴が真逆ともいえる2つの木材を使用することで、中域の暖かいトーンと明瞭さを併せ持つ、バランスの良いサウンドになるよう調整されています。
モダンであり、かつ暖かな響きも取り入れる「Suhr」らしいサウンドキャラクターを形成しています!
ノイズの少ないピックアップ

ジョン・サー氏はかつてフェンダー・カスタム・ショップのシニア・マスタービルダーを務めており、そこでは「ノイズレスピックアップ」の開発をしていました。
その経験は「Suhr」のピックアップにも受け継がれており、非常にノイズの少ないピックアップが搭載されています!
「SSC(サイレント・シングルコイル)回路」と呼ばれる回路により、シングルコイル特有のノイズの多さも軽減されており、より幅広いサウンドメイクが可能になっています。
高品質なハードウェア

「Suhr」ギターのハードウェア(ペグ、ブリッジ)は、その分野で評価の高い「GOTOH」との共同開発によって作られており、
と、ギタリストにとって嬉しい「モダン」な仕様になっています!
弾きやすさの決め手となる「最終セッティング」

「Suhr」のギターはフレット打ちの後、「Plek」と呼ばれる最終セッティングが行われます。
弦を張ったギターをデジタル測定し、フレット高とナット高を1/1000mm単位ですり合わせを行うこの「Plek」によって、より精巧なフレッティングを実現させています。
と、より「弾きやすい」ギターにセッティングされます!
「Suhr」のラインナップ

「Suhr」のラインナップは大きく分けて「カスタムシリーズ」「プロシリーズ」に分けられます。
「カスタムシリーズ」はボディシェイプ、木材、ピックアップ、ハードウェアをチョイスし、オーダーメイドできるシリーズ。「プロシリーズ」はSuhrがコンセプトごとにその組み合わせを決定し、販売しているものです。
そしてそのセレクトは大きく分けて
の3つから選んでいくことになります。今回はこの3つについて解説していきます!
Standard

Suhrのラインナップの中でも最も標準的なシェイプがこの「Standard」モデル。ヴィンテージなトーンとモダンなサウンドが混ざり合った、まさに「Suhr」ギターの真骨頂といったギターです!
ボディ材には前項でお話した「フレイムメイプルトップ+バスウッドバック」というジョン・サー氏お気に入りの組み合わせ。輪郭のはっきりとしたサウンドの中に温かいトーンを感じるバランスの良いサウンドです。
歪みの乗りも非常によく、深く歪ませても破綻せずきれいにドライブしてくれます。
様々なジャンルのギターを弾きたい方におすすめなバランスの良いモデルです!
Classic

「Classic」はその名の通り、クラシックなフェンダーギターの要素をトーン、ルックス共に色濃く残したモデルになります。他2つのモデルよりも、温かみのあるトーンを強く感じ、より音楽的な演奏が可能ですね。
ボディ材も、、、
と、王道のフェンダーギターのチョイスとなっています。
ただ、歪みやエフェクトの乗りも良いのが「Suhr」ギターの凄いところ。ヴィンテージ感のあるサウンドを壊さずに、気持ちよく綺麗にドライブしてくれます。
まさに「進化したヴィンテージギター」です!
Modern

「Modern」モデルは、テクニカルなギタリスト向けのまさに「モダン」なギターです。
と、とにかくプレイアビリティを向上するための形状を実現しています。
ボディ材には「フレイムメイプルトップ+バスウッドバック」のバランスの良い組み合わせから、重厚なサウンドを得られる「アフリカンマホガニー」を使用したラインナップも存在します。
コイルタップ機能も搭載しておりシングルコイルの演奏も可能で、幅広いサウンドメイクが可能です。
サウンドを聴いても「音作りしやすそうなサウンド」だなあという印象。アタック感、サスティン、歪み・エフェクト乗り方と、どれをとってもバランスの良い使いやすいモダンギターです!