今回は、、、
といった感じで、フェンダー「カスタムショップ」を詳しく知らない方に向けて、お話していこうと思います!
フェンダー「カスタムショップ」の特徴
まずはフェンダー「カスタムショップ」の特徴についてお話していきます!
フェンダーが誇る世界的な職人が一本ずつビルド
フェンダー「カスタムショップ」は、フェンダーの生産ラインの中で最もグレードの高いセクションです。
ギタリストなら一度は憧れますよね(笑)
- 厳選された木材
- 精密なセッティング(特にフレット打ちは職人によってクオリティの差が激しい)
- 歴史あるフェンダーの技術力が十分に注がれた一本
といった感じで、コンセプト設定から木材選び、そしてセッティングまでと、フェンダー随一の腕の高い職人が一本ずつビルドアップしています。
フェンダーが作る最高峰のギターを楽しむことができるのがこの「カスタムショップ」の大きな魅力です。
コンセプトに沿った最高峰の一本
- 〇〇年製といった特定のヴィンテージモデルを再現
- フェンダーの技術力を注力したモダンなギター
- 実際に有名ギタリストが使用しているカスタマイズギターを手に入れることができる
と、コンセプトに沿った最高峰のギターがラインナップされています。
自分に合った高クオリティのギターを選ぶことができる、ギタリストの最終地点ともいえる場所かもしれませんね!
「濃い」サウンド
これは個人的な感想になってしまうのですが、フェンダー「カスタムショップ」のギターは総じて「濃いサウンドだなあ」という印象です。
具体的に言うと、、、
- 音抜けが良い
- トーンの色(サウンドキャラクター)がはっきりしている
- ギター本体の「鳴り」が大きく反映されている
こんな印象でしょうか。ギターという楽器の「美味しい部分」が濃く出ているようなイメージです。
カスタムショップには様々なラインナップが存在しますが、これらは共通の特徴かなと思います。
実際に聴いてみるとこんな感じ。
「実用的だけど味がある」まさに良いギターの音がしますね!
こだわりのレリック加工
「カスタムショップ」にはヴィンテージモデルが数多く存在します。
ヴィンテージギターを再現するのに大切になってくるのがこの「レリック加工」です。
「エイジング」とも言いますね。年代物のギターのように見せる「汚し」のことです!
いかかでしょうか。
- ボディ表のコンター部分の擦り痕
- ボディ裏のバックルが当たってできた痕
- 酸化の進んだハードウェア
と、本当にリアルに加工されていますね。
この渋い「汚し」にグッとくる方も多いのではないでしょうか!
50万円ほどの価格設定
これはシンプルです。
フェンダー「カスタムショップ」のギターは大体平均50万円くらいの価格設定となっています。
厳選された木材を使って、高い技術力を持つ腕の良い職人さんが一本ずつビルドすれば、これくらいの値段になってしまうということですね。
まさに「フェンダーの最高峰」のシリーズです。
フェンダー「カスタムショップ」のラインナップ【ヴィンテージ編】
ここからはフェンダー「カスタムショップ」のラインナップを紹介していきます!
まずは【ヴィンテージ編】です。
【プロトタイプを再現】VINTAGE CUSTOM
- 試作段階で考案されたアイディアを採用
- フラッシュコートラッカー塗装
- 2ピースボディ
「VINTAGE CUSTOM」は、ヴィンテージギターが誕生するまでの試行錯誤のアイディアを採用したシリーズになります。
言い換えれば「ギターの仕様が変更された重要な年」に焦点が当てられたシリーズと言ってもいいかもしれません。
といった感じで、各ギターの特徴的な年の、その仕様の変化をとらえたラインナップになっています。
「ストラト」「テレキャス」「ジャズマスター」と今では当たり前になっているギターの形式を、その歴史と共にを感じることができるシリーズですね!
共通の仕様としては、
が採用されています。
フラッシュコートラッカー塗装は、ボディの振動を損ないにくく、ウォームでサスティンのあるサウンドをメイクします。
また2ピースボディは、3ピースボディが基本であるレギュラーラインのギターよりもつなぎ目が少ないため、ボディの鳴りがよくなったり、シースルー塗装の木目を綺麗に見せることができます。
【1959 stratocaster】
【1950 telecaster】
【1958 jazzmaster】
【流通量の少ない限定モデル】LIMITED EDITION
- その時しか買えない限定モデル
- 歴史あるヴィンテージサウンドを使いやすいように微調整
- リアルなレリック加工
「LIMITED EDITION」はカスタムショップで販売される限定モデルのシリーズです。
短期間でしか販売されない商品なので、流通する本数も少なく、コレクト価値の高いモデルでもありますね。
そんな「LIMITED EDITION」は、フェンダーのヴィンテージギターを基本として、そのエッセンスを色濃く残しつつ、ギタリストにって使いやすいように微調整を加えたようなカスタムギターです。
と、クラシックなギターをブラッシュアップしたようなイメージですね。
またレリック加工が施されたラインナップも多く存在します。
こちらは「 Heavy Relic 」と呼ばれる「汚し」が強い機種ですね。
本当にリアルでかっこいいです!
【1959 stratocaster】
【1956 stratocaster】
【1951 telecaster】
【ヴィンテージモデルを再現】TIME MACHINE
- オリジナルモデルと同じ技術で細部まで再現
- リアルなレリック加工
「TIME MACHINE」は名前の通り、オリジナルのヴィンテージギターが忠実に再現されているシリーズになります。
仕様、材料はもちろんのこと、その製法も当時と全く同じものが採用されるというこだわりぶり。
当時存在したギターを、まるでタイムスリップしたように感じることができます。
と、当時を代表するギターが再現されています。
レリック加工にもこだわりを感じ、、、
リアルで味のある加工となっています!
【1959 stratocaster】
【1952 telecaster】
【1965 stratocaster】
フェンダー「カスタムショップ」のラインナップ【モダン編】
【こだわりの木材】ARTISAN
- 希少価値の高い木材を使用
- 木目が綺麗なトップ材
- ロースト加工されたネック
- ウッディなサウンド
「ARTISAN」シリーズの大きな魅力は、希少価値の高い木材をふんだんに使われているところです。
言葉でいうよりもまずは写真を見てください!
この木目、素晴らしいですね!よだれが出てきます(笑)
が使用されています。
他にも変わった木材を組み合わせたギターがラインナップされていますのでチェックしてみてください。
サウンドは通常のフェンダーよりもウッディなイメージです。金属っぽい成分が少し削れ、重心が下がっている感じですね。ギブソンギターのニュアンスを感じます。
【Maple Top Stratocaster】
【Rosewood Stratocaster】
【Ziricote Telecaster】
【フェンダーが作る完成形】POSTMODERN
- フェンダー長年のノウハウを詰め込んだ、サウンド、人間工学(弾きやすさ)共に洗練されたギター
- ポジションごとに適した異なるピックアップをカスタム
- 電気信号の妨害を防ぐため、ピックアップ、コントロール経路をシールド
「POSTMODERN」シリーズは、フェンダーが長い年月を掛けて培ったクラフトノウハウが十分に注ぎ込まれた、サウンド、弾きやすさ共に洗練されたシリーズです。
ピックアップにはポジションごとにチョイスされたものが採用されており、例えば「postmodern stratocaster Journeyman Relic」では、、、
と、「ベスト」なサウンドを追求した結果、時代の垣根を越えたセレクトになっています。(すべて手巻き)
また配線にもこだわりを感じ、 ピックアップ、コントロール経路をシールドすることで、電気信号の妨害を防いでいます。
他にも、、、
など、一つ一つの仕様にこだわりを感じます。
まさにフェンダーが考える「完成形」を形にしたシリーズですね。
【stratcaster】
【telecaster】
【】ARTIST
- 著名ギタリストと同じセッティングのギターが手に入る
- ヘッド裏にはサインが
「ARTIST」シリーズは、その名前の通り、著名なギタリストたちの使っていたギターを、高いクオリティで再現しているシリーズになります。
などなど、名だたるレジェンドたちが使用していたギターを再現していますね!
また、ヘッド裏にはサインが施されており、コレクト価値も高いファン必見のシリーズです。
【エリック・クラプトン】
【マイケル・ランドウ】
【イングウェイ・マルスティーン】