フェンダーストラトキャスターの選び方!おすすめシリーズとその理由を解説!!

今回は、、、

  • フェンダーストラトってどんなギターなのか
  • どう選んだらいいのか
  • 用途ごとのおすすめシリーズ

といった感じで、フェンダーストラトの購入を考えている方に向けてお話していこうかなと思います。

ギター選びの参考になれば幸いです!

目次

フェンダーストラトキャスターの特徴

まずは、「そもそもフェンダーストラトってどんなギターなの??」というところからお話していきます。

ピッキングニュアンスを感じられる表現力豊かなギター

「エレキギター」と一言で言っても色んなものがありますよね。

  • 思いっきり音を歪ませてロックなサウンドを鳴らすギター
  • ジャズギターなどの落ち着きのあるクリーンギター
  • カッティングなどのリズミカルなプレイを得意とするギター

などなど、その特徴は多種多様です。

そんな中で「フェンダーストラトキャスター」は「ピッキングニュアンスを感じられる表現力豊かなギター」と言えます。

  • ギタリストの細かいプレイングの感覚をそのまま出力する
  • クリーン~オーバードライブに焦点が当てられ作られている
  • 出力は小さめ

と、並べてみるとこんな感じでしょうか。

プレイでいうならば

こんな感じ。

プレイヤーの表現を直接的にサウンドにするようなイメージですね。

叩くような強いピッキングから、弱いピッキングまでを使いこなす玄人向けのギターです。

深い歪みには対応しない場合が多い

前項のポイントで少し触れましたが、フェンダーストラトは深い歪みには向かない場合が多いです。

ハードロックや、メタルで使うような深いディストーションサウンドを作るのは難しいです。

逆に向いているのは

  • ブルース
  • ロック
  • ポップス

などの音楽ですね。

細かいニュアンスを表現したり、跳ねるようなリズミカルなジャンルの音楽に向いています

パワフルで深く歪むギターには向かないので注意しましょう。

フェンダーストラトキャスターの選び方

お次は「具体的なフェンダーストラトの選び方」について見ていきましょう!

「10万円」というライン

まずは予算のお話ですね。

エレキギターと一言でいっても、1万円ほどの超低価格ギターから、50万円以上する高級なギターまで存在します。まさに「ピンキリ」ですね。

もちろん値段だけでギターの良し悪しを測ることなんてできませんが、大体の「値段とクオリティの関係」を知っておくことは非常に重要なことだと思います。

そこでおすすめしたいのが「10万円前後」のギターです!

大体の価格帯の印象を並べると

  • ~5万円・・・クオリティが不安定。ヘタってるものも多い
  • 10万円前後・・・クオリティが安定し、サウンドも良し。
  • 20万円前後・・・コンセプトに対して高クオリティ。良いギター。
  • それ以上の高級ギター・・・腕の良いビルダー(職人)が精密にセッティング/希少価値(ヴィンテージギター)/豪華な装飾

こんな感じでしょうか。

つまり、クオリティが安定してるけど、高すぎない」というのが「10万円」というラインなんです!

モダンか、ヴィンテージか。

ギターを体系的に大きく2つに分類すると「モダン系」か「ヴィンテージ系」かに分かれます。

モダン系・・・サウンドに癖が少ない/エフェクトの乗りが良い/音を綺麗に歪ませやすい/汎用性が高い/弾きやすくするための加工が多く採用/アンサンブル(バンド全体の音)に混ざりやすい
 
ヴィンテージ系・・・太くて暖かいサウンド/エフェクトの乗りが良くないものも多い/深く歪ませるのには向かない/トラディショナルなルックスを残している

一言でいうならば「使いやすい」のが「モダン系」、「昔ながらの味のあるギター」が「ヴィンテージ系」ですね。

この2つのどちらのギターが欲しいかで、選ぶべきギターが大体絞れます。

自分がやりたい音楽を考えたときに、どちらのギターが自分には合っているのかしっかりとジャッジしましょう。

ハムバッカーは必要か

最後は「ハムバッカーが必要かどうか」です。

フェンダーのストラトキャスターには

  • SSS・・・すべてシングルコイル
  • HSS・・・リアピックアップがハムバッカー
  • HSH・・・リア、フロントピックアップがハムバッカー

と、ラインナップが存在します。(シリーズによってはない場合も多い。ヴィンテージ系のシリーズには大体存在しないです。)

ハムバッカーを積む理由を上げるならば

  • シングルコイルには出せないパワフルなリードトーンを出したい
  • 深い歪みにも対応させたい
  • 繊細なサウンドと、パワフルなサウンドの良いとこ取りがしたい

といった感じです。より幅広い音楽に対応できるようになりますね。

ハムを載せるなら個人的にHSSがおすすめです。深く歪ませるとき、その多くはリアピックアップでサウンドを作るので、リアだけパワフルなハムバッカーにするという選択です。

逆に、ストラトは「シングルのフロント」のサウンドがとても魅力的なのでHSHはあまりおすすめしませんね

もちろんハムバッカーがいらない方はSSSでOKです!

おすすめフェンダーストラトキャスター

コスパ最強!フェンダーらしいサウンドを低価格で!「Playerシリーズ」

  • 価格:7万円ほど
  • 低価格でフェンダーのフィーリングを楽しめる
  • HSS、HSHと、ハムバッカーのラインナップが豊富

最初に紹介するのは「Player」シリーズです。

価格はおよそ7万円ほどと、フェンダーの中ではかなり低価格なシリーズですね。

サウンドの特徴としては、、、

  • 癖のないフェンダーサウンド
  • 歯切れ、粒立ちの良いシングルコイルサウンド

こんな感じ。

まさにシングルコイルサウンドで、存在感のあるリードトーンよりも、バッキングやリズミカルなプレイに向いたギターといった感じです。

「Player」シリーズには【HSS】【HSH】のラインナップが存在するので、伸びやかなギターソロやパワフルなサウンドも楽しみたいという方は、ハムバッカーを載せるのもありですね!

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フェンダーヴィンテージをお求めなら「American Original」

  • 価格:25万円ほど
  • フェンダーヴィンテージの本格派
  • ラッカー塗装を採用

次に紹介するのは「American Original」シリーズです。

フェンダーレギュラーシリーズで最もグレードの高い生産ラインである「フェンダーUSA」であるだけあって、価格は一気に上がっておよそ25万円ほどです。

サウンドは、、、

  • ノスタルジアを感じる太く、温かいサウンド
  • 芯のある「抜ける」サウンド

と、本格的なヴィンテージサウンドを十分に楽しむことができます!

また、「American Original」シリーズは、レギュラーラインで唯一「ラッカー塗装」が採用されたシリーズでもあります。薄くて光沢のない塗装はまさに「ヴィンテージ」ですね!

本格派なフェンダーヴィンテージをお求めの方はぜひ!

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使いやすいモダンなストラトなら「American Performer」

  • 価格:13万円ほど
  • 歪み、エフェクトの乗り抜群
  • バッキングもリードもこなす万能型

American Performer」シリーズは

  • 抜けの良い、しっかりとした出力
  • 歪み、エフェクトの乗りが良い
  • フェンダーのフィーリングもしっかりと感じられる

といった感じで、本当に「使いやすい」ギターという印象です。

バッキングにも、伸びのあるリードトーンもメイク可能で、汎用性抜群。バンドでめちゃくちゃ活躍するストラトだと思います!

機能性にも優れていて

  • フロント追加スイッチ
  • ボリュームを絞ってもトーンが失われない「GREASEBUCKET トーンサーキット」

と、よりサウンドメイクの幅が広がるようなシステムが採用されています。

サウンドにこれと言ってこだわりがない方には、「これを買っとけば間違いない!!」とおすすめできる一本です!

【SSS】

  

【HSS】

  

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フェンダー界の異端児!!「Modernシリーズ」

  • 価格:16万円ほど
  • ラウド系ハードロックやメタル向け
  • US製ノイズレスピックアップ搭載

最後に紹介する「Modern」シリーズは、名前の通り「モダン」なセッティングのストラトです。

ラウド系のハードロックや、メタルなどのハイゲインサウンドに焦点が当てられて作られているという、「フェンダーらしからぬ」シリーズですね(笑)

サウンドの特徴としては、、、

  • 中域が粘っこくドライブしていく
  • 音の分離感が良い
  • クリーンも結構きれい

と、クリーンからハイゲインまでこなす優等生といった感じです。

【HSS】のピックアップには、US製のフェンダーで最もグレードの高いピックアップが採用されており(American Eliteと同じ)、コスパの良いシリーズとも言えますね!

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この記事を書いた人

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