フェンダー「American Performer」はコスパが良い?音の特徴やラインナップを解説!!

記事の概要
  • フェンダーUSAの中で最も廉価なシリーズである「American Performer」シリーズはどんなギターなのか??
  • 多彩なサウンドメイクを可能にする「フロントONスイッチ」「GREASEBUCKET トーンサーキット」
  • 一本ずつラインナップを紹介、サウンドを解説!
目次

フェンダー「American Performer」シリーズとは??

フェンダーUSAの中で最も安いシリーズ

「フェンダーUSA」と言えば、フェンダーの中で最もグレードの高い生産ラインで、その値段の高さから「USAには手が出せないなあ…」という方も多いのではないでしょうか?

今回紹介する「American Performer」シリーズは、フェンダーUSAのラインナップの中で最もリーズナブルなシリーズです!

14万円と、通常メーカーのギターとあまり変わらない値段設定になっており、一言に「安い」とはとても言えませんが、フェンダーの最高生産ラインのギターが手に入ると考えれば、とてもお得ですよね。

そのサウンドも高いクオリティを誇り、「フェンダー屈指のコスパの良いギター」と言えるかと思います!

使いやすい汎用性の高いサウンド

「American Performer」シリーズの印象を一言でいうならば「使いやすいギター」です。

サウンドは全体的に「バランスの良いクセのないサウンド」といった感じで、特徴的なサウンドキャラクターではないものの、デッドポイントも少なく、アンサンブルの中でしっかりと役割果たす「優等生」なイメージです。

通常のフェンダーよりも出力が高めで、歪みが載りやすく音作りもしやすいギターですね。

次の項目で説明しますが、「フロントスイッチ」「GREASEBUCKETトーンサーキット」と音作りの幅が広がるようなシステムも搭載されており、幅広いジャンルに適応できるギターになっています!

「American Performer」の仕様

YOSEMITEピックアップ

「American Performer」シリーズには「YOSEMITE(ヨセミテ)」と呼ばれるオリジナルピックアップを搭載しています。

出力高めのパワーサウンドが特徴で、歪みも乗りやすいです

また、1弦~6弦がバランスよく出力するように開発されており、「American Performer」の「使いやすさ」の核になるパーツですね!

フロントONスイッチ

リアのトーンノブを引き上げることで、フロントサウンドの追加が可能です。

リア+スイッチON→リア+フロント
リア、センターミックス+スイッチON→リア+センター+フロント

こんな感じで、どのポジションでもフロントの追加が可能です。リア+フロントのドンシャリサウンドは使いどころがありそうですね!

HSS(リアハム)ではコイルタップスイッチになっています。

GREASEBUCKET トーンサーキット

GREASEBUCKET トーンサーキット」はトーンを下げていったときに、トレブルだけでなくベース成分も適度に落とす機能のことです。

トーンを絞ったときになりがちな、「音がこもる」ことを防ぎ、使えるトーン域を広げています。

これだけでも音作りの幅が広がりそうですね!

ラージヘッド

パフォーマーシリーズには「ラージヘッド」が採用されています。

上で紹介した「YOSEMITEピックアップ」と相まって、パワフルでウォームなサウンドを形成します。

「モダンC」ネック

ネックは「モダンC」シェイプ。

太くもなく細くもなく、どんなプレイにも対応できるオールマイティなネックシェイプです。

「使いやすさ」を求めたパフォーマーシリーズらしいネックですね!

「American Performer」のラインナップ、サウンドの解説

ストラトキャスター

Check!!
  • 価格:14万円ほど
  • パワーのある暖かいサウンド
  • 歪みの乗りがよい

まずは「ストラトキャスター」です。

前項でも言ってきましたが、パフォーマーシリーズの「YOSEMITEピックアップ」はフェンダーのピックアップの中で出力が高めで、ウォームなサウンドが特徴です。

ストラトはそのピックアップの性質が色濃く反映されていて、フェンダーのシングルコイルとは思えないほど、太くて暖かいサウンドです。

また歪みの乗りがとてもよく、粘り気のあるドライブサウンドからディストーションまで、幅広いサウンドメイクが可能です。

リアがハムバッカー【HSS】のラインナップもあり、こちらはフロントONスイッチの代わりにコイルタップスイッチになっていて、リアピックアップをシングルでも演奏可能です。

こちらも明るいサウンドキャラクターで、王道のロックサウンドといった感じです!

  • ボディ材:アルダー
  • ネック材:メイプル
  • 指板材:メイプル/ローズウッド
  • フレット数:22
  • フレットサイズ:ジャンボ
  • ネックシェイプ:モダンC
  • ピックアップ:Yosemite™ Singe-Coil Stratocaster/Double Tap™ Humbucking

テレキャスター

Check!!
  • 価格:14万円ほど
  • 落ち着いたクリーンサウンド
  • モダンなドライブサウンド

お次は「テレキャスター」です。

テレキャスターもストラトと同様、他のフェンダーテレキャスと比べて出力が高めなのですが、明るいストラトのサウンドキャラクターとは異なり、逆に落ち着いた雰囲気のトーンが特徴です。

リバーブを掛けてコードをつま弾きたくなるような、大人なトーンを持っています。

そしてパフォーマーのテレキャスは歪みとの相性もバッチリです!

倍音がとても豊かで、特に切り裂くようなプレゼンスの出方はめちゃくちゃかっこいいです。ストラトの元気なドライブサウンドとは反対に、モダンな歪み方をするイメージですね。

またフロントハムのラインナップもあり、こちらもコイルタップ可能です。様々な音作りが楽しめそうですね!

  • ボディ材:アルダー
  • ネック材:メイプル
  • 指板材:メイプル/ローズウッド
  • フレット数:22
  • フレットサイズ:ジャンボ
  • ネックシェイプ:モダンC
  • ピックアップ:Yosemite Single-Coil Telecaster/American Performer Double Tap™ Humbucking

ジャズマスター

Check!!
  • 価格:15万円ほど
  • 通常のジャズマスより「締まった」サウンド
  • ガツンとくる中低音域

次は「ジャズマスター」です。

クラシックなジャズマスと言えば「荒々しい無骨なサウンド」が特徴的ですが、パフォーマーシリーズのジャズマスは、そのジャズマスらしいサウンドキャラクターを残しつつ、音が「締まっている」イメージです。

「荒々しさ」が軽減され、音がシャープになった感じですね。

シャープと言っても、その迫力のある中低音域は健在で、バッキングプレイでは「カタマリ」のようなサウンドが飛び出します。

またピッキングに対する反応がとても速く、クリーン~オーバードライブ辺りでのサウンドが気持ち良いかなと思います!

迫力のある使いやすいジャズマスターです!

  • ボディ材:アルダー
  • ネック材:メイプル
  • 指板材:ローズウッド
  • フレット数:22
  • フレットサイズ:ジャンボ
  • ネックシェイプ:モダンC
  • ピックアップ:Yosemite Jazzmaster Single-Coil

ムスタング

Check!!
  • 価格:14万円ほど
  • フローティングからなる無骨なサウンド
  • 歯切れの良いザクザクサウンド

最後は「ムスタング」です。

ムスタングはフェンダーのラインナップでも種類が少ないので、パフォーマーシリーズに入ってくれて嬉しいですね!

パフォーマーシリーズのムスタングは、ダイナミックトレモロとヴィンテージスタイルのブリッジが採用されており、これがこのムスタングの「無骨なサウンド」を引き出しています。

決してバランスの良いサウンドではありませんが、この「不器用」なサウンドに惹かれる方も多いのではないでしょうか。

ショートスケールならではのサスティンの短さもあり、クランチ~オーバードライブで掻きむしりたくなるようなギターです。

「軽くて弾きやすい」ことからフロントマンにもおすすめです!

  • ボディ材:アルダー
  • ネック材:メイプル
  • 指板材:ローズウッド
  • フレット数:22
  • フレットサイズ:ジャンボ
  • ネックシェイプ:モダンC
  • ピックアップ:Yosemite Single-Coil Mustang
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当サイトの運営者。家具の選び方を分かりやすく解説します!

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