フェンダー最高級モデル「American Elite」とは?サウンドの特徴を一本ずつ解説!!

目次

フェンダー「American Elite」とは??

フェンダーUSAの最高級モデル

今回紹介する「American Elite」シリーズは、フェンダーUSAの中でも最も高いグレードのシリーズです。

価格は約30万円ほどと、手を出すには勇気のいるギターですが、その性能、サウンドはそれに見合ったものを持っており、ギタリストがよりギターを自由にプレイできるような、細かいこだわりが詰め込まれた「完成された一本」といった感じです!

モダンなサウンド

「American Elite」シリーズは、現代の音楽に十分に対応できる「モダンなサウンド」を持っています。

  • 十分なサスティン
  • 少ないノイズ
  • ギターサウンドの「美味しい部分」が簡単に出てくれる

といったギタリストが欲しいであろう要素がそろっており、とても使いやすいギターになっている印象で、クリーンも綺麗で、歪みの乗りも素晴らしい万能ギターです!

また「S-1スイッチ」により、10種類のサウンドを切り替えることができ(ストラトの場合)、多彩なサウンドメイクが可能になっています!

使いやすさを追求した様々な加工

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この画像には alt 属性が指定されておらず、ファイル名は shibuya-ikebe_635362_8 です
  • コンパウンド・ネック
  • コンパウンド・ラディアス指板
  • カッタウェイのネックヒール
  • ロック式ペグ
  • トラスロッド・アジャストメント・ウィール

と「使いやすいギター」を追求した加工が多く採用されています。(次項で解説)

痒い所に手が届く、細かいこだわりを十分に感じるギターです!

「American Elite」のスペック

第4世代noiseless pickup

「American Elite」シリーズでは「第4世代noiseless pickup」が搭載されています。

フェンダーの中で最もグレードの高いピックアップとなっており、「ノイズレス」というだけあって、ノイズが少ないのが大きな特徴です。(スタックピックアップ)

出力自体はそこまで大きくなく、フェンダーらしいピッキングニュアンスを感じられるサウンドですが、歪みの乗りもよく、まさに「使いやすい」ピックアップです!

繊細なタッチから、ダイナミックなサウンドまで対応できます。

S-1™ SWITCH

S-1スイッチ」はボリュームのスイッチをプッシュすることでON/OFFが可能です。

ONにすることで、それぞれのポジションのピックアップセレクトが変わり、多種多様なサウンドメイクが可能になります。

パラレル(並列)配列だけでなく、直列配列(ハム)のサウンドもセレクト可能なのが、普通のギターにはない大きな特徴です!

詳しくはラインナップの解説で紹介するので、そちらをチェックお願いします!!

コンパウンド・ネック

「American Elite」のネックは、ローフレットのネックは「モダンCシェイプ」ですが、ハイフレットに行くにつれて徐々に「Dシェイプ」に変化する「コンパウンド・ネック」が採用されています。

ローフレットでは「握りやすく」、ハイフレットでは「フィンガリングしやすく」セッティングされているのですね!

またローフレットから徐々にラディアスが平らになる(9.5~14インチ)「コンパウンド・ラディアス指板」も採用されており、各ポジションで最適なプレイングが可能です。

カッタウェイのネックヒール

ネックヒールはカッタウェイ加工が施してあり、ハイフレットがより弾きやすくなっています。

ロック式ペグ

エリートシリーズでは、ペグの裏側についたしぼりで、弦を穴の中でロックする「ロック式ペグ」が採用されています。

弦の交換が簡単になったり、チューニングが狂いにくいのが特徴です!

トラスロッド・アジャストメント・ウィール

長い横文字が続いてますね(笑)

トラスロッド・アジャストメント・ウィール」はネックをボディから取り外すことなく、トラスロッドを回し、ネックリリーフの調整ができます。

弦交換の時に気軽に調整ができますね!

「American Elite」のラインナップ、サウンドの解説

ストラトキャスター

Check!!
  • 価格:28万円ほど
  • 安定感のあるタイトなサウンド
  • 使いやすいドライブサウンド
  • 10種類ものサウンドセレクト可能

一本目は「ストラトキャスター」です!

エリートのストラトキャスターは、「ハムバッカーの安定感」と「シングルコイルのクリアでタイトなサウンド」を掛け合わせたようなサウンドです。

これは「第4世代noiseless Pickup」が「スタックピックアップ」であることが大きく影響しています。

スタックピックアップとは「縦に積まれたハムバッカー」のことで、本来横に積むハムバッカーを縦に積むことによって、ノイズが少なく安定感のあるサウンドをシングルコイルのニュアンスで出力することができます。

歪みの乗りも非常によく、パワー感のあるドライブサウンドも作ることも可能です!

またS-1スイッチによって様々な配列のサウンドを楽しむことができます。直列のサウンドは総じてウォームで厚みのある音になるイメージで(ちょっともこもこ)、クリーンというより歪ませたときに進化を発揮するサウンドだと思います!

S-1スイッチ
  • フロント+スイッチON→【フロント+センター+リア】の直列
  • フロント/センター+スイッチON→【フロント+センター】の直列
  • センター+スイッチON→【センター+リア】の直列
  • センター/リア+スイッチON→【センター+リア(直列)】+フロント(並列)
  • リア+スイッチON→【フロント+センター(直列)】+リア(並列)
  • ボディ材:アルダー
  • ネック材:メイプル
  • 指板材:メイプル/エボニー
  • フレット数:22
  • フレットサイズ:ミディアムジャンボ
  • ピックアップ:4th Generation Noiseless™

テレキャスター

Check!!
  • 価格:27万円ほど
  • 出力高めの抜けの良いサウンド
  • S-1スイッチによりウォームなサウンドが得られる

次は「テレキャスター」です!

と言ってもテレキャスもストラトと同じような印象なんですよね(笑)

出力は普通のテレキャスよりも若干高めで、しっかりとした抜けの良いサウンド。であると同時にテレキャスターのサウンドニュアンスもバッチリ出すことができる。そしてドライブサウンドにもしっかり対応できる万能なテレキャスターなんです!

という前項で書いたとおりの解説になってしまいます(笑)

付け加えるならば、テレキャスターは出力が小さいものが多いので、抜けの良いテレキャスは欲しい方も多いかしれませんね。

またS-1スイッチによりフロントとリアのシリーズ配列(直列)のサウンドが得られ、これが厚みのある暖かいサウンドという、テレキャスターには斬新なキャラクターとなっています。

S-1スイッチ
  • フロント/リア+スイッチON→【フロント+リア】の直列
  • ボディ材:アルダー
  • ネック材:メイプル
  • 指板材:メイプル/エボニー
  • フレット数:22
  • フレットサイズ:ミディアムジャンボ
  • ピックアップ:4th Generation Noiseless™

シンライン

Check!!
  • 価格:27万円ほど
  • 広がるフロントトーン
  • ワイルドなリアトーン

最後は「シンライン」です!

シンラインは「半分ホロウ構造のテレキャスター」ですね。

ホロウ構造は音に広がりを与え、フロントトーンではそのサウンドを十分に楽しむことができます。クリーンサウンドでずっとつま弾いていられるようなきれいでバランスの良いサウンドです!

またリアポジションは、荒々しさの残るワイルドなサウンドキャラクターです。

歪みの乗りが非常によく、バイト感のある弾いていて気持ちの良いロックなドライブサウンドを得ることができます。

シンラインはフロントマンが持っているイメージが強いですが、リードギターでも十分に活躍できるギターです!

S-1スイッチ
  • フロント/リア+スイッチON→【フロント+リア】の直列
  • ボディ材:アルダー
  • ネック材:メイプル
  • 指板材:メイプル/エボニー
  • フレット数:22
  • フレットサイズ:ミディアムジャンボ
  • ピックアップ:4th Generation Noiseless™
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