- 本格的なサウンド・ルックスならば「American Original」シリーズ
- 硬質なサウンドを求めるなら「Vintera」シリーズ
- 伸びやかなドライブサウンドを求めるなら「Traditional」シリーズ
フェンダーヴィンテージシリーズ紹介
フェンダーには
- American Originalシリーズ
- Vinteraシリーズ
- Traditionalシリーズ
の3つのヴィンテージシリーズが存在します。
上からかるーく説明していくと、、、
American Originalシリーズ【フェンダーUSA】
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![](https://www.background000.com/wp-content/uploads/2019/11/image-50.png)
フェンダーの最高グレードのレギュラー生産ラインである「フェンダーUSA」のシリーズです。ヴィンテージギターの憧れですね!
ここで詳しく書いても長くなるので、詳しくは下記の記事を読んでみてください!!
![](https://www.background000.com/wp-content/uploads/2019/10/samune15-300x169.png)
Vinteraシリーズ【フェンダーメキシコ】
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![](https://www.background000.com/wp-content/uploads/2019/11/image-51.png)
こちらは「フェンダーメキシコ」のシリーズ、メキシコの工場で生産されるギターですね。「フェンダーUSA」に近いコンセプトをもち、そのエッセンスを確かに感じられるシリーズです!
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Traditionalシリーズ【フェンダージャパン】
![](https://www.background000.com/wp-content/uploads/2019/11/fj091301-1024x683.jpg)
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日本の工場で生産される「フェンダージャパン」のギターシリーズですね。上の2つのシリーズとは一味違ったコンセプトを持ちます。
フェンダーとは思えない低価格と、そのクオリティの高さから、「コスパの良い」シリーズとして有名です!
![](https://www.background000.com/wp-content/uploads/2019/11/samune21-300x169.png)
こんな感じです!
今回はこの3つのシリーズを比較していきたいと思います!
フェンダーヴィンテージシリーズ比較
値段
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まずは値段ですね!
「American Original」が25万円ほどと、群を抜いて高価なギターです。
そのあとに「Vinteraシリーズ」が12万円ほど、「Traditionalシリーズ」が9万円ほど、と続きます。
仕様の違い
ボディ材
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- アルダー材・・・木目が地味/加工しやすい/低音高音バランスよく鳴る
- アッシュ材・・・重い/はっきりした木目/ドンシャリ・タイト(硬い)なサウンド/個体差が大きい
- バスウッド材・・・軽く柔らかい/レンジが狭い(中域)/温かみのあるサウンド
フェンダーで主に使用されるボディ材ですね。各木材の特徴は上の通りです!
フェンダーギターでは(というか業界全体でも)「アルダー材」が最も多く使用されています。「加工のしやすい」「手に入れやすい」「音のバランスが良い」とこんな理由ですね。
「アッシュ材」は上の通り、「タイトなサウンド」が特徴の木材なので、このサウンドを狙って選ぶのもありです。また、木目がはっきりとしているのでヴィンテージギターの「薄い塗装」で木目をかっこよく出すことができるのも魅力ですね!
「バスウッド材」は「中域」に音が詰まっており、また「広がりのある温かいサウンド」が特徴です。アッシュ材と正反対ですね(笑)「汎用性」「使いやすさ」を考えると良い木材とは言えませんが、「温かみのあるヴィンテージサウンド」が欲しい方にはおすすめです!
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各シリーズのボディ材はこんな感じです。
Traditionalシリーズだけ「バスウッド材」が使用されていますね。「バスウッド材」というと「安い木材だしなあ」という方も多いかと思いますが、その「温かいサウンド」を狙って高価なギターに使用されることもあります。
自分の欲しいギターの特性に合わせて選んでみてください!
塗装
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- ラッカー塗装・・・ヴィンテージ感あふれる薄い塗装/光沢が少ない/振動が伝わりやすい
- ポリエステル塗装・・・現行ギターの主流/光沢がある
ヴィンテージギターと言えば「ラッカー塗装」ですよね!
フェンダーのヴィンテージ系シリーズでは、「American Original」だけが唯一「ラッカー塗装」を採用しています。
対する「Vinteraシリーズ」「Traditionalシリーズ」は「ポリエステル塗装」です。
「Vinteraシリーズ」「Traditionalシリーズ」もボディ材の木目が映えるように薄い塗装になっていますが、ラッカー塗装特有の光沢のない質感は、やはりラッカー塗装にしか出せませんね!
ピックアップ
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- American Originalシリーズ・・・Pure Vintage Single-Coil
- Vinteraシリーズ・・・Vintage-Style Single-Coil
- Traditionalシリーズ・・・Vintage-Style Single-Coil
ラインナップによっては違うピックアップし使用している場合もありますが、基本的には上の通りです。
「Vinteraシリーズ」と「Traditionalシリーズ」は同じピックアップですね。
とはいえピックアップだけ紹介されても「何が違うの??」状態だと思うので、サウンドについては次項で解説していきます!
サウンドの違い
クリーンサウンド
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「American Originalシリーズ」はさすがフェンダーUSAといった感じで、「本格的なフェンダーサウンド」です。音にハリとコシがあり、しっかりとニュアンスを楽しむことのできるギターですね。
「Vinteraシリーズ」は「硬質なサウンド」が特徴です。粒立ちが非常に良く、ポップスのカッティングなどにピッタリです!
「Traditionalシリーズ」は正直クリーンサウンドはヘタっている印象ですね…。ボディ材にバスウッドが使用されているからか、どこか音が締まらなく、クリーンブースターなどのエフェクターでの補強が必要になるかもしれません。
ドライブサウンド
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次はドライブサウンドですね。
「American Originalシリーズ」はフェンダーらしいニュアンスを残したまま歪んでいくようなイメージです。逆に言えば、原音が崩れる程の歪みには向いておらず、クランチ、オーバードライブのサウンドにおすすめです。
「Vinteraシリーズ」はクリーンサウンドから徐々に自然変化していったような、ナチュラルなドライブサウンドが特徴です。「オリジナルシリーズ」と同じように深い歪みには向いていませんね。
「Traditionalシリーズ」は、従来のヴィンテージシリーズと毛色が変わっていて、歪みとの相性がとてもいいんです。倍音、サスティーン豊かな伸びやかなリードトーンをメイクすることができます。
結局どれがいいの??
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それでは結論ですね。
本格的なサウンド・ルックスならば「American Original」
本格的なフェンダートーン、ヴィンテージなルックスをお求めならば「American Original」がおすすめです!
- 昔ながらのラッカー塗装
- 本格的なフェンダートーン
と、「本物指向」の要素が詰まっていますね。
25万円という値段が検討できる方にはおすすめのシリーズです(笑)
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硬質なサウンドを求めるなら「Vintera」
硬質なサウンドを求めるなら「Vinteraシリーズ」がおすすめです!
粒立ちの良いカッティングサウンドをお求めのポップス系のギタリストには特におすすめですね!!
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伸びやかなドライブサウンドを求めるなら「Traditional」
伸びやかなドライブサウンドを求めるなら「Traditionalシリーズ」がおすすめです!
「歪みと相性の良いヴィンテージ系」という希有な存在をぜひチェックしてみてください!!
ただクリーンサウンドには対策が必要になると思うのでご注意ください(笑)
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